1日目〜嵯峨・嵐山をめぐる〜

京都に着いて、最初に行ったのが天龍寺です。
暦応2(1339)年、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため、夢窓国師を開山として創建した禅寺です。
世界文化遺産に登録されています。

昼食は、天龍寺の境内にあるお店で、精進料理(一汁五菜)を食べました。一品一品、とてもおいしかったです。

天龍寺北門を抜けると、竹林の道に入りました。風が吹くたびに、竹がぶつかり合い、カランコロンと音を立てます。
とても涼しく、幻想的な世界でした。


その後、野宮神社(『源氏物語』ゆかりの神社で、竹林の道の途中にある)、化野念仏寺(境内には約8000体の石仏や石塔が並ぶ)、 滝口寺(『平家物語』に登場する、滝口入道と横笛の悲恋の寺)、祇王寺(『平家物語』ゆかりの寺)、二尊院(本尊に釈迦と阿弥陀の二如来を安置している)、 常寂光寺(小倉山の中腹に建っており、檜皮葺きの多宝塔は国の重要文化財)を回りました。


そして、次に訪れたのが落柿舎(らくししゃ)です。

松尾芭蕉の門人、向井去来の閑居跡。滞在中の芭蕉が『嵯峨日記』を記したことでも知られています。
落柿舎の名は、庭の柿を商人に売る約束をしたその夜に、嵐で実がすべて落ちてしまったことに由来しています。
左側の写真にあるように、玄関には主人の在宅を示す蓑と笠が掛かっています。
周りの自然に溶け込み、ひっそりとただずんでいる様子が印象的でした。ほっとする感じがして、私のお気に入りの場所になりました。


最後に渡月橋を渡って、嵐山の風景を堪能しました。


嵯峨・嵐山は、平安の昔から貴族に愛されていただけあって、優美で風情溢れるところでした。
心が洗われるような、気持ちのいい一日でした☆
みなさんが聞いたこともないような場所もあると思いますが、ぜひ一度行ってみてくださいね。



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