ギリシャ神話で、海神ポセイドンの子として生まれた狩人オリオンは クレタ島で月の女神アルテミスに仕え、狩りを楽しみます。 しかし、狩りの腕前を自慢するあまりに大地の女神ガイアの怒りに触れ、 女神の送った猛毒のさそりの針に刺されて死んだといわれています。 そのため、星座になってもオリオンはさそりが怖くて、同じ空には出てき ません。南半球の高緯度地域でない限り、オリオン座とさそり座が同じ星 空に同時に見ることはできないのです。