ここでは、私の大好きな本について、紹介しようと思います♪



新井素子さん
新井素子さんは、私の大好きなSF作家さんの一人です。
素子さんのデビューは、S52年の、とあるSF雑誌の新人賞に佳作として入ったのが、 きっかけなんですが、そのとき素子さんの作品を強く押したのが、ショートショートの大家、星新一先生 だったそうです。

素子さんの作品の中で、私がすごく好きなのは、「ブラックキャット」シリーズです♪ 「ブラックキャット」は…。3人組の怪盗、その名も「ブラックキャット」のお話です。
「ブラックキャット」のメンバーは。
人のものを盗むとき以外は、人間業とは思えないほど、不器用になる、スリの千秋。
過去のトラウマから、虫も殺せぬ殺し屋の、明拓。
そして、心臓に欠陥があって、全く走ることのできない泥棒、キャット。
…泥棒としては、三重苦を背負ったチームが「そんなん、ありですか!?」ってな感じで、 次々に仕事を成功させるお話なのです(笑)
このお話は、本当にキャラクターが素敵です。キャットや、明拓ちゃん(注・男性です)に秘められた 過去にちょっと、重いテーマもあったりするので、ただの「面白いお話」ではないです!!
オススメです♪
ただし。いつ続きがでるか、わかりません(笑)
…今、3作目まで出てるんですが、ここまでに15年かかってます(笑)
素子さん曰く、「忘れたころにやってくる、天災のようなシリーズ」なので、よかったら、読んでみてください(笑)
もちろん、この他の素子さんの作品も、すごく面白いので、是非手にとってみてください!!



箒木蓬生さん
この方の作品。本当に、すごいです。
私も全部の作品、読んだわけじゃないんですけど。本当、私には「すごい」としか言えないです。
箒木さんの本の題名の一部を紹介すると、「閉鎖病棟」「臓器農場」「ヒトラーの防具」「三度の海峡(強制労働の話)」 「アフリカの蹄(アパルトヘイト関係の話)」など。本当、社会的なテーマで、お話を書かれています。
私が、特に好きなのは、「臓器農場」と「アフリカの蹄」でしょうか…。本当、どの作品も良すぎて、選べない!!
「臓器農場」は、とある小児科で、新人看護婦が、聞いた、とある妊婦の声が物語の発端です。
「無脳症」という、その名のとおり、先天的に脳を持たないという障害を持ち、生まれてくる子供を 平然として生もうとしているのです。
不信に思った彼女は、同僚の看護婦や医師と、真相を確かめていくと…題名の通り、臓器を移植するために 「無脳症児」を使っていた、という事実が明らかに…という、話だったりします(ネタばれでごめんなさい)
無脳症児=脳を持たない、人工的に作られた子供は、生きる資格がないのか。
この事件に関わる様々な人の気持ちとかが描かれていて。いろいろなことを考えさせられます。
他の作品も、本当にいい作品ばかりです
どの作品も、本当、考えさせられて。重いテーマなので、つらい部分もたくさんあるんですけど
でも、箒木さんの文章は、すごく、淡々としてる中に、暖かさがあって。読みやすいと思います。
読んだ後に、心に「希望」が残るお話ばかりです。
是非、読んでみてください!!



このほかにも、いろいろ、良い作品はあるけれど、ここには、紹介しきれません!!(><)

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