スウィートノベンバー

ネルソン・モス(キアヌ・リーブス)は、仕事人間。
彼は、免許の更新に出かけた運転試験場で、風変わりな女性に出会う。
彼女の名はサラ(シャーリーズ・セロン)。
サラはネルソンに奇妙な提案をする。
「今日で10月は終わるわ。あなた、私の“11月”にならない?」
11月の1か月間だけ、サラの家で一緒に暮らすこと。
その間はいっさい仕事をしてはいけない−−−
それがサラが提示した条件だった。
ネルソンはサラと暮らすことになる。1か月だけ同居し、
その後はそれぞれの道を行く、という条件で。
2人は、期間限定の恋人同士になった。
彼女はかつてペット会社の経営者でありながら、
仕事と家族を捨て、月替わりでさまざまな男性と同居していた。
彼らを“救う”ために−−−。
なぜ1か月だけなのか、と問うネルソンにサラは答える。
「じゅうぶん思い出は作れるし、きれいに別れられるから」と。
少しずつサラを愛し始めるネルソン。しかし、自由で気ままな
生活を楽しんでいるように見えるサラには、ある秘密があった……。

すごくきれいなラヴ・ストーリーです。そして切ない。
サラは、自分の人生や運命を分かっていながら、
その待つものが過酷であっても、決して自暴自棄になりません。
むしろ、すべてを受け入れて、そして残された時間を楽しんでいます。
最初、「一ヶ月の恋人」って、「なんで月替りなん?
そりゃ都合よすぎじゃろ!」ってツッコミを入れたく
なりましたが、観ていくうちに、気持ちが優しくなれる感じです。
そしてアクション・シーンのない、普通のキアヌがまた、素朴でいい^^