― 今はもう海の底に沈んでしまったタイタニック号 ―
タイタニック号は、沈むはずのない世界最大の豪華客船と言われていましたが、1912年4月15日、イギリスのSOUTHAMPTONから、アメリカのNEW YORK
へ向かう途中、氷山にぶつかり、初航海で目的地に到達することなく、深海に沈んでしまいました。
タイタニック号は氷山にぶつかった際、"Come at once.We have struck an iceberg"というSOSを出しています。そのSOSにいち早く応答したのが、Carpathia号でした。Carpathia号は、暗い氷で覆われた海を
全速力で救命に向かいました。しかし、SOSを受けた時タイタニック号から93キロ離れた場所にいたCarpathia号がタイタニックの事故現場に到着したのは、3時間半後であり、その時にはもう豪華客船の姿はなく、板切れや数え切れないほどの死体が海面に浮いていただけだったそうです。
夜明けとともに、救命ボートの引き上げ作業が開始され、救命ボートに乗ることのできた705名の乗客・乗員が救出されました。
しかし、実はこの時Carpathia号よりもタイタニック号により近い場所には、Californian号という船がいたということが、後に分かっています。しかし、Californian号の無線室のオペレーターは、SOSが
発信されるわずか10分前に睡眠に入ってしまっていたため、SOSを聞くことができなかったのだそうです。もし、この時Californian号がSOSを聞き、事故現場へ駆けつけることができていたなら、
タイタニックに乗っていた2200人全員が助かっていたかもしれないそうです−。
なんとも奇妙な話ですね。そして、今でもタイタニック号は深海に眠っています―