某本屋さんでアルバイトをしている私がこれまで読んだ(てか借りた)本の中から、
感動したり考えさせられたり、面白かったりした本やコミックなど、おすすめなのものを紹介します♪




宮部 みゆきの本
 定番かもしれないけど、やっぱり話題になるだけあると思う。特に「理由」「魔術はささやく」「火車」なんかは、たとえばクレジットカードの問題とか社会問題などを、分かりやすくそれでスリリングに描写されていてすごく面白い☆
 「模倣犯」もよかった!本気でピースがむかついて、主人公や犠牲になった友達(名前忘れた)の行動がもどかしくて仕方なかった。もともと、その世界に入り込みやすいタイプなので少しオーバーな言い方かもしれないが・・・。
 見開き2段で、ハードカバーで上下巻あるから、あまり本を読まない人は読むのに少し根性がいるかもしれないけど、読み応えは十分だと思う。
 ただ、この「模倣犯」映画化されたのはいいが、ピース役が某人気タレントだっていうことが気に食わない。私の中にあったイメージを一瞬にして打ち壊した(怒)



「永遠の仔」 天童 荒太 
 これを読んだのは、大学に入学してすぐだったと思う。だから細かいとこまでもう覚えてないんだけど、この本ほどあんなに泣いたこと、読んでいて苦しかったことはそれまでにも、これまでにもなかったと思う。次の日やばいくらいに目が腫れてた(^^;
 だけど人が何の本を読んだらいいか尋ねられると、絶対にこの本を言わないときはない。人間の悲しさ、苦しさ、純粋さ、切なさ、色々な感情を感じることができる。本当にすごい心に色んな意味でズシンとくる本だと思う。絶対読んでみて欲しい。



京極 夏彦の本 
 友達から教えてもらった作家。シリーズ化になっている作品しか読んだことないんだけど、これが超長い!文庫のくせに600ページとか普通にある。シリーズでもう7,8冊くらい出てるんだけど、(全部借りてる・笑)はじめは読むのにためらった。読まずに返そうかなと(笑)だけど、読んでいくうちにはまってしまった。説明したいんだけど、私の言語能力では限界が・・・。
 ちょっと好みがはっきり別れる本かもしれないけど、本が好きな人、論理的思考が好きな人、推理小説が好きな人、ひねくれた話が好きな人は、きっと面白いと思ってくれるはず!!てかはまるよ!
 集めたいんだけど、文庫のくせに1000円とか普通にするから買えない(泣)
 私がすきなのは、「魍魎の匣」「絡新婦の理」「百器徒然袋―雨」の3作品。読めるかな?



「沈まぬ太陽」 全5巻 山崎 豊子
 これも知り合いから借りて読んだんだけど、会社組織の汚さや現実を思い知らされた本。ものすごく奥が深いし、すごい考えさせられる勉強になる本だと思う。ただ会社組織の汚さに、まだ心が純粋な私は読んでて腹が立って腹が立って、最後まで読めませんでした(−−;
 つまらないから、分からないからとかじゃなくて、本当にムカツクんです!!自分の良心、人間として皆のためにがんばっているのに皆自分のことばかり!!会社社長は最後には謝ってたけどねー・・・。私は許せん!
 ただ、これから就職活動をはじめるにあたって、初めて読んだ時よりは私も成長しただろうし、もう1度読んだら少しは視点が変わるかな、と思うこのごろです。



「見知らぬ妻へ」「鉄道員」 浅田 次郎
共に短編小説です。心にじ〜んときます。「鉄道員」はそんなに感動しなかったけど(^^;期待しすぎたみたいです。特にこの中の、「ラブレター」「角筈にて」は泣けます。切なすぎです。私はこっちこそ話題になるべきであったと何度読んでも思います。「見知らぬ妻へ」の中では、「スターダスト・レヴュー」「見知らぬ妻へ」がイイです。孤独を感じ、でもその孤独に慣れてしまった中年の男性の哀しさ、最後に感じる心の安定が読んでてすごく伝わってきます。この人の話はしばらくしてまた読むと、その都度新鮮で、初めて読んだような気になります。



「BASARA」 全27巻 田村 由美
 私はこのマンガにはまりすぎて受験に失敗したのかもしれない・・・(笑)ストーリーはあえて話しませんが、心に直接訴えかけてきます。ズシンッと!!支配されず、流されず、自分で、自分が望む事を、自分で望むように、自分で考え、自分で選び、自分で判断する事、自分で責任を負うこと、自分のために生きること、自分が自分であること、そういったことの大切さをものすごいエネルギーで訴えてくるマンガです。心がスカッとします☆



「ガラスの仮面」 41巻続刊 美内 すずえ
 私達が生まれるずっと前から連載され、今もなお続いている有名なマンガです。高校生くらいの時だったか、安達祐実と田辺誠一、松本恵(今名前変わったよね。)でドラマもやってましたね。勿論欠かさず観てました!
 中学校のころに出会って、いつものごとくはまりましたが、はまりすぎて「私は絶対に女優になるべくして生まれたんだ」とまで妄想する始末でした(笑)
 マンガ好きなら読んでいて欲しい、ていうか読まないとダメでしょうっていう1冊ですね。
 ただ、もう30年近くになる連載でまだ続いていて未だ完結の見込みナシですが、最後まで見ることなく亡くなられてしまう人もいるんじゃないだろうか・・・。



「ベルサイユのばら」 コミック文庫全5巻 池田 理代子
 これもまた宝塚でも有名な、フランス革命期のベルサイユを舞台にした歴史マンガです。(半分事実、半分ウソ)私という人間は本当に影響をうけやすい人間らしく、これを読んだから1年の時にパリ旅行に行ったといっても過言ではありません。マジな話(−−; もちろんベルサイユ宮殿にも行きました!
このマンガのおかげで世界史のヨーロッパは完璧でしたね。理系だったくせに、文系の子より詳しかった(笑)センター試験も1番点数良くて、すごく複雑でした。




・・・とまあまだまだ沢山ありますが、特に読んで欲しいのは上記の本ですね。
手塚治虫のブラックジャックとかも好きですが、友人が自分のHPで紹介しているんで、
是非そちらの方を見にいってみてくださいな♪本も沢山紹介してるよ!

あと、下3つのマンガならいつでも貸すんで、
読みたい人がいたらお気軽に声をかけてくださいな☆(学内限定だけど)