最終更新1999年3月13日

児童学科の紹介

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内容一覧

児童学科はどんなことを研究する学科なのか?

 すべての子どもたちの豊かな人間的発達を保障することのできる子育て文化・学校文化・地域文化はどうあるべきかという課題について,児童教育学,児童心理学,児童保健・体育学,児童文化学の観点からアプローチしています。

児童学科ではどういった専門的力量を培うことをめざしているのか?

 子どもたちの発達を科学的に把握することができ,家庭,学校,地域のそれぞれのステージにおいて,子どもの人間的発達を保障する文化を創造をすることのできる力量を身につけることをめざしています。その専門的力量の証として卒業時に,幼稚園・小学校の教員免許の両方を取得することができます。
 また,学科での教育内容は保母資格の取得ともかかわる部分が多く,多くの学生が自主的に在学中に保母資格も取得しています。

卒業論文テーマ一覧(1997年度)

 過年度の児童学科の卒業論文テーマ一覧はこちらにあります。

卒業生進路一覧

 人間発達コースの卒業生進路一覧はこちらにあります。

《大学院等進学》(数字は人数)
88年度89年度90年度91年度92年度93年度94年度95年度96年度97年度
(主な進学先)
・広島大学大学院教育学研究科
・広島大学大学院学校教育研究科
・広島大学大学院国際協力研究科
・大阪教育大学大学院教育学研究科
・愛知教育大学大学院教育学研究科
・埼玉大学大学院教育学研究科

《教育・保育関係》(数字は人数)
区分88年度89年度90年度91年度92年度93年度94年度95年度96年度97年度
幼稚園
小学校12201727212010
保育所
小学校には既卒者を含みます。

《公務員》(数字は人数)
88年度89年度90年度91年度92年度93年度94年度95年度96年度97年度

《民間企業》(1988年度以降の就職先の一部)
建設青木建設,大林組,大成建設,三井建設
製造サンウェーブ工業,戸田工業,バブコック日立,マツダ,三菱電機
卸・小売住友商事,そごう,中国ソニー販売,広島トヨタ自動車,丸善
金融・保険中央信託銀行,広島総合銀行,広島信用金庫,日興証券,住友生命,日本生命
不動産積水ハウス,大和ハウス,ミサワホームアイ,三井ホーム
電気・ガス・水道中電技術コンサルタント
運輸・通信瀬戸内海汽船,中国セルラー電話
サービス河合塾,JA広島市,全日空ホテル,中国情報システムサービス,エフエム愛媛

児童学科ではクラスの自治的・文化的活動を重視しています

 チューター会(4月),オリエンテーション・セミナー(5月),教育実習報告会(12月〜2月),卒業論文発表会(2月),4年生を送る会(2月)等,1年から4年までのたての連帯を深めることのできる,学生のための,学生による,学生の活動を重視しています。
 3年生の後半には,卒業研究のための研究室がきまりますが,各研究室4〜6人のゼミになるので,充実した学習・研究が可能となります。ここでも,研究室の運営や学習・研究のスタイルあるいは研究室独自の遊び文化に至るまで学生の自主性が尊重されています。
 生活上の細かなきまり(制服等)は,ありませんが,大学の秩序はひじょうに保たれています。

児童学科は地域に開かれた学科です

 実践知を重視する児童学科では,3年・4年時の学外教育実習をはじめ,地域と密接に関わりながら研究・教育をすすめています。例えば,2年間にわたって広島県教育委員会と共催で行った「ウイメンズカレッジ」に多くの教員が協力しました。
 また,千代田町において「未来をひらく子ども文化の創造」というテーマのもと子どもも大人も参加できるユニークな出張公開講座を開催しました。

在学生・卒業生の声

和泉陽子
 広島女子大学では,児童学科は家政学部にあります。これは他大学ではみられないものであり,大きな利点があります。それは,授業が総合的・実践的である点です。普通,児童学科といえば小学校の教員免許取得のための勉強になりがちですが,ここでの勉強はそれだけではありません。ですから,授業がおもしろく,いつも新たな発見が得られるのです。また,小規模校のため先生・先輩・後輩など人と人とのつながりが濃厚です。学科内の異様な盛り上がりは他を圧倒するものがあります!何よりの魅力と言えば,無限の可能性を秘めた子どもそして人間の発達のことを様々な角度から学べるということです。

邑岡美和
 児童学科では,各研究室ごとに卒業論文に向けての研究活動を行います。私も先生の指導のもとで4人の仲間とともに研究活動を行いました。ゼミでは自分の問題意識に即して,勉強したことを発表し,それを仲間と一緒に検討しながら学習を深めていきました。また同時に,より豊かな教育実践づくりを支える理論の構築をめざすという目的から,実際教育現場へでかけ,実践を分析・考察するという活動も行いました。現在私は,進学して児童学科で学んだことをさらに深めようと研究していますが,仲間とともに歩んだ卒業論文作成のための研究活動は,私にとって何にもかえがたい大きな支えとなっています。

今田敬子
 児童学科では,子どもたちをどのように育てていくべきなのかということを勉強します。授業では,グループで調べて発表したり,模擬授業をしたりという学生同士の活動が多くあります。また,行事も自分達で計画し,みんなで参加していきます。学生間の仲の良さはもちろんですが,先生方も温かく人間味にあふれた方ばかりで,私たちのことを親身になって考えてくださいます。教育というと「だれかを育てるために」という意識が強いかもしれませんが,私は,この4年間,温かい仲間や先生方と教育について学ぶことによって,これまでの,そして,これからの自分の生き方について深く考えることができたのだと思っています。


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