最終更新1999年5月15日
学部共通科目・学科基礎科目の授業内容
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学部共通科目
生活科学基礎論
(慶徳 進,草野敬久,山崎英則,鈴木 勉)[1年次前期,2単位,必修]
- 【授業の目標】
- 人間が生活している領域に焦点を合わせ,過去,現在,未来の次元に立って,とりわけ,物理的な環境の観点から,人間の健康の観点から,人間の発達の観点から,そして,人間の福祉の観点から科学化していく。そしてそれらの過程の中で,生活科学部で学ぶ意義,各学科間の有機的な繋がり,総合的な思考法,創造的な生活スタイルの形式などについての理解を深めさせる。
- 【授業計画】
- 1 自然環境と社会環境
- 2 世界のエネルギー問題と日本のエネルギー事情
- 3 地球温暖化の原因とその影響(その1)
- 4 地球温暖化の原因とその影響(その2)
- 5 感染症増加の不安(エイズ,O157,プリオン病など)と微生物と共にある健康な生活
- 6 細菌,ウイルスの生物学(その1)
- 7 細菌,ウイルスの生物学(その2)
- 8 感染症の考え方および社会問題としての扱いとその歴史
- 9 発達概念の明確化−発達の定義−
- 10 教育思想家による発達の捉え方(その1)−プラトン,コメニウスを中心に−
- 11 教育思想家による発達の捉え方(その2)−ルソー,ペスタロッチを中心に−
- 12 教育思想家による発達の捉え方(その3)−モンテッソーリ,シュプランガーを中心に−
- 13 人間存在の意味を考える
- 14 福祉とは何か
- 15 平和思想・福祉思想としてのノーマライゼーション
- 16 福祉問題の焦点−高齢期保障をめぐって
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式で行う。各担当者の評価を総計し,総合的に判断する。
- 【教科書,参考文献等】
- プリント配布。重要参考書はその都度指示する。
生活科学研究計画論
(吉富啓一郎,石井信生,猪木省三,青木圭介,若尾典子,高林秀明)[1年次前期,2単位,必修]
- 【授業の目標】
- 生活科学部で学習,研究する課題に対して,学生が主体的に取り組むことができる能力を養成する。
- 【授業計画】
- 担当教員別の小グループに分かれて,研究計画の立案,文献収集,研究方法,研究成果の整理,情報処理,レポート作成など,大学における学習・研究のスタートにあたっての基礎的能力を習得することを目的に,実地指導を行う。
授業計画の詳細については,最初の授業時に指示する。
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 演習形式で行う。
授業の中で指示する。
- 【教科書,参考文献等】
- 授業の中で指示する。
応用情報処理
(高桑誠明)[2年次前期,2単位,必修]
- 【授業の目標】
- 学習や研究,さらに,実生活においても必要とされる情報処理に関して,表計算ソフトの利用により,その考え方と基礎技術を習得する。
- 【授業計画】
- 1 情報処理と表計算ソフト
- 2 書類作成とデータ入力(1)
- 3 書類作成とデータ入力(2)
- 4 書類作成とデータ入力(3)
- 5 書類作成とデータ入力(4)
- 6 データのグラフ化と編集(1)
- 7 データのグラフ化と編集(2)
- 8 データベースの利用(1)
- 9 データベースの利用(2)
- 10 データ変換とマクロの利用(1)
- 11 データ変換とマクロの利用(2)
- 12 データの統計処理(1)
- 13 データの統計処理(2)
- 14 データの統計処理(3)
- 15 まとめ
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義と演習(特に演習による処理技術の習得を目指す)を行う。
演習状況とレポートにより評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 「Excel 5.0」「Excel 95」「Excel 97」などに関する入門書,および「Excelによる統計解析」に関する書籍を参考とする。
健康環境論
(藤本眞一)[1年次前期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 人間と健康と環境の関係について,その基本を学習するとともに,人間の健康に影響を与える大気,水,騒音,振動などの因子について学習し,過去の公害事例や環境ホルモンなど,新しい環境問題についての知識を習得し,人間発達系の考察能力の基礎を養うことを目標とする。
- 【授業計画】
- 1 「健康」と「環境」の概念
- 2 環境の評価
- 3 大気と環境
- 4 水と環境
- 5 温度・気圧と環境
- 6 食と健康
- 7 騒音・振動と健康
- 8 放射線と健康
- 9 職場環境と労働衛生
- 10 学校環境
- 11 社会と健康
- 12 過去の日本の「公害」事例1−大気汚染,水俣病
- 13 過去の日本の「公害」事例2−イタイイタイ病,慢性砒素中毒など
- 14 新たな環境汚染問題−ダイオキシン,環境ホルモンなど
- 15 総括
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式で行う。
定期試験及びレポート等により,総合的に評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 保健学講座11「人間・環境系の科学」(メヂカルフレンド社)及びプリント
福祉環境論
(鈴木 勉・間野 博)[2年次前期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- ノーマライゼーションおよびバリアフリー概念の検討を通して,人々の福祉実現のために必要な環境的条件を考察するとともに,福祉の視点からみた生活環境の実態と現行施策の概要を把握し,その問題点・課題を考察する。
- 【授業計画】
- 1 高齢者像の転換と高齢期保障の社会的意義
- 2 ノーマライゼーション・バリアフリー概念の生成と発展
- 3 リハビリテーション理念の転換と障害者福祉・高齢者福祉
- 4 福祉行政の計画的運営と老人保健福祉計画,障害者プラン,エンゼルプラン
- 5 老人保健福祉計画と公的介護保険制度
- 6 広島における福祉のまちづくり運動の現状と課題(1)
- 7 広島における福祉のまちづくり運動の現状と課題(2)
- 8 住宅と福祉の関係(1)
- 9 住宅と福祉の関係(2)
- 10 都市空間と福祉の関係
- 11 住宅政策における福祉施策(1)
- 12 住宅政策における福祉施策(2)
- 13 まちづくりにおける福祉施策(1)
- 14 まちづくりにおける福祉施策(2)
- 15 試験
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式で行う。各担当者の評価を総計し,総合的に評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 開講時に指示する。
健康福祉論
(倉田利威)[1年次後期,※2単位,選択]
- 【授業の目標】
- わが国は,人類史上初の最長寿国になったが,社会的に様々な課題を抱えることにもなった。最大の課題は,高齢者・病者・障害者の介護である。疾病や障害の原因は,大部分が生活習慣のまずさにあるので見直す必要がある。私たちが,かけがえのない財産である健康を維持し,人間らしい人生を送り,すべての人が住みやすい社会を築くためには,何をすべきかを考える。
- 【授業計画】
- 1 食い改めよう・・・いつまでも健康を維持するために
- 2 健康の基本・・・正しいライフスタイル
- 3 人間らしい生活をするために
- 4 住まいを考える
- 5 高齢者・障害者の心理
- 6 障害者の福祉制度
- 7 地域リハビリテーション
- 8 人がやさしいまちづくり
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義・対話方式,スライド・ビデオ供覧方式等で行う。
受講態度・レポートにて,理解力・表現力・応用力・感性などを総合的に評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 資料等配布。
※本科目は,倉田先生と上原先生の授業を両方受講することにより単位認定(2単位)される。
健康福祉論
(上原千寿子)[1年次後期,※2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 人口高齢化の進行の中で,疾病と障害をあわせもつ人々が増加してきている。こうした人々の Quality of Life(生命,人生,生活の質)を実現するための諸条件を医療・保健・福祉の連携を通して考察するとともに,健康の概念について社会的側面から再検討する。
- 【授業計画】
- 1 豊かさと健康の追求の中で,今,おこりつつあること−新たな感染症時代の到来
VTR「熱帯からの逆襲」
- 2 「らい」から「エイズ」へ,さらに「薬害エイズ」で問われるもの
VTR「らい予防法をめぐって」
- 3 「母体保護法」時代のいのち・からだ−「優性保護法」改正を考える
VTR「検証・優性保護法改正」
- 4 現代の介護問題を考える
VTR「介護移住」
- 5 社会的入院にみる高齢者と家族の現実
VTR「安住の500床−ある老人病院の6ヶ月」
- 6 人生80年代時代の援助が求められるもの
VTR「あなたの声が聞きたい」
- 7 新たな時代の中で問われる健康の概念とそれを支える条件の再検討
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- ビデオを使用し,講義形式で行う。
定期試験時のレポートで評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 授業の時にその都度紹介する。
※本科目は,倉田先生と上原先生の授業を両方受講することにより単位認定(2単位)される。
学科基礎科目
哲学概論
(中山 愈)[2年次前期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 現代世界を象徴する表現類には自然,環境,人権,情報化,科学技術の問題など,いろいろなものが考えられる。「哲学」の語源は“知恵を愛し求める”である。その姿勢をもって下記のテーマを考察したい。
- 【授業計画】
- 1 〔導入〕哲学(フィロソフィア)とは何か
- 2 自然について
- 3 自然−環境
- 4 自然−環境−人間
- 5 技術のいわれ
- 6 技術革新
- 7 情報化社会(1)
- 8 情報化社会(2)
- 9 自然権−人間の権利
- 10 人権と自由
- 11 人権のバランス感覚
- 12 社会福祉の哲学的側面(1)
- 13 社会福祉の哲学的側面(2)
- 14 平和の哲学(1)
- 15 平和の哲学(2)
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式。レポート及び出席状況ならびに定期試験の結果により総合的に評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 中山愈編「現代世界の思想的課題」(弘文堂)
教育学概論
(山崎英則)[2年次前期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 教育の目標,内容,方法,子どもの特徴,評価の仕方,教育行政,教師の理想像などの基礎・基本について学習する。4年次で実施される教育実習をにらんで,その理論的な裏付けが十分に行われるように配慮する。
- 【授業計画】
- 1 教育学概論についてのガイダンス
- 2 転換期を迎えた教育
- 3 私たちの学校教育(1)
- 4 私たちの学校教育(2)
- 5 自立する力と連帯する力(1)
- 6 自立する力と連帯する力(2)
- 7 子どもの生きる力を求める教育内容(1)
- 8 子どもの生きる力を求める教育内容(2)
- 9 個と集団を生かす授業
- 10 児童,生徒の生活指導
- 11 子どもたちの学習を励ます評価
- 12 自由を求める教育行政
- 13 子どもを育てる教師の像
- 14 生涯学習社会の到来
- 15 試験
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義
プリント配布予定
レポート及び試験による評価
- 【教科書,参考文献等】
- 山崎英則,八並光俊編著『教育の本質を学ぶ』(学術図書出版社)
山崎英則,西村正登著『シュプランガーの教育学・倫理学・宗教学に関する研究』(日教研)
生涯学習論
(吉富啓一郎)[1年次後期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- なぜ従来の学校中心の教育の在り方から生涯学習体系の移行の必要性が生じてきたかを考察し,新しい教育研究のパラダイムとしての生涯学習に関する理論を概説する。
- 【授業計画】
- 1 受講ガイダンス
- 2 生涯学習・生涯教育の「用語」について
- 3 いまなぜ生涯学習か
- 4 生涯発達論(1)
- 5 生涯発達論(2)
- 6 新しい教育学と教育モデルの類型
- 7 成人学習の実践事例(1)成人の集団学習
- 8 成人学習の実践事例(2)高齢者の識字学習
- 9 成人学習の実践事例(3)専業主婦のボランティア活動
- 10 成人学習の実践事例(4)障害者の生涯学習
- 11 生涯学習の振興方策(1)国際的動向
- 12 生涯学習の振興方策(2)日本の動向
- 13 生涯学習の振興方策(3)日本の動向
- 14 女性と生涯学習
- 15 総括と評価
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 手作りの資料をもとに講義形式で行う。筆記試験をもとに評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- その都度,指示する。
心理学概論T
(猪木省三)[1年次前期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 人間行動を理解するために必要な心理学的知見について概説する。
- 【授業計画】
- 1 受講ガイダンス
- 2 心理学の歴史
- 3 心理学の歴史
- 4 感覚・知覚
- 5 感覚・知覚
- 6 感覚・知覚
- 7 動機・情緒
- 8 動機・情緒
- 9 学習
- 10 学習
- 11 記憶
- 12 記憶
- 13 思考・言語
- 14 思考・言語
- 15 総括及び評価
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式で行う。
レポート及び試験の成績と出席状況により,総合的に評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 授業の中で指示する。
心理学概論U
(猪木省三)[1年次後期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 人間行動を理解するために必要な心理学的知見について概説する。
- 【授業計画】
- 1 受講ガイダンス
- 2 発達
- 3 発達
- 4 発達
- 5 発達
- 6 知能
- 7 知能
- 8 性格
- 9 性格
- 10 性格
- 11 個人と集団
- 12 個人と集団
- 13 個人と集団
- 14 個人と集団
- 15 総括及び評価
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式で行う。
レポート及び試験の成績と出席状況により,総合的に評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 授業の中で指示する。
中高年心理学
(勝見吉彰)[3年次前期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 中年期の様々な発達課題や心の危機について考察するとともに,加齢に伴う心身の発達的変化を修得させ,高齢期における心理的ケアのあり方や死生観などの問題を検討する中で,老人の心理的幸福について考察する。
- 【授業計画】
- 1 受講ガイダンス
- 2 中年期の心理的発達に関する研究の紹介
- 3 中年期の心理的発達に関する日本における研究
- 4 中年期に見られる臨床的問題
- 5 創造的芸術家における中年期危機(1)
- 6 創造的芸術家における中年期危機(2)
- 7 映画に見られる中年期心性
- 8 老年期の内的世界(1)
- 9 老年期の内的世界(2)
- 10 老年期に見られる臨床的問題(1)
- 11 老年期に見られる臨床的問題(2)
- 12 超高齢期の心理
- 13 死にゆく人の心理過程(1)
- 14 死にゆく人の心理過程(2)
- 15 総括及び評価
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式で行う。
出席状況と定期試験の成績により総合的に評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 資料を配付する。
カウンセリング
(勝見吉彰)[3年次後期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- カウンセリングの基本的な考え方を理解していく。カウンセリングの手法やプロセスについて,紙上応答訓練,聴取練習法などの基礎的な訓練方法を用いて具体的に学習していく。
- 【授業計画】
- 1 受講ガイダンス
- 2 カウンセリングの基本(1)
- 3 カウンセリングの基本(2)
- 4 カウンセリングの基本(3)
- 5 紙上応答訓練(1)
- 6 紙上応答訓練(2)
- 7 聴取練習法
- 8 試行カウンセリング(1)
- 9 試行カウンセリング(2)
- 10 遊戯療法の基本
- 11 遊戯療法の事例
- 12 夢の臨床的活用(1)
- 13 夢の臨床的活用(2)
- 14 スクィグル・ゲーム
- 15 総括と評価
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義および受講者相互の討論。
授業への参加状況により評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 資料を配付する。
発達保健学
(藤本眞一)[1年次後期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 発達保健学の基本を体系的に学習し,胎児期から高齢期に及び発達段階における心身の特徴を知り,発達・加齢段階に応じて,健康を維持増進し,快適な生活を営むための理論と方法について考察する。
- 【授業計画】
- 1 健康とは何か?
- 2 日本における健康状況(保健統計)
- 3 日本における保健衛生行政組織と健康関連法規
- 4 ライフスタイルと健康,ライフスタイルの形成
- 5 ライフスタイル改善のための社会的支援
- 6 生態学
- 7 発育学
- 8 発達
- 9 周産期健康学
- 10 高齢社会と福祉
- 11 後天性免疫不全症候群
- 12 精神保健福祉
- 13 安全教育
- 14 日本の健康水準と今後の問題点
- 15 総括
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式で行う。
定期試験及びレポート等により,総合的に評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 「人間の発達と健康」(大修館書店)及びプリント
高齢者保健学
(藤本眞一)[3年次前期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 高齢期は,老化現象が進み,身体的・精神的機能が低下して様々な疾病や,痴呆,寝たきりになる場合がある。これらの特徴を知り,健やかな老後を送るための理論と方法について学習し考察する。
なお,1年次において発達保健学を受講していることが望ましい。
- 【授業計画】
- 1 高齢者保健の意義
- 2 寿命と加齢に伴う変化
- 3 悪性新生物−胃がん,肺がん,肝臓がん,大腸がん,前立腺がんなど
- 4 悪性新生物−女性の悪性新生物(乳がん,子宮がん)など
- 5 循環器疾患−心疾患
- 6 循環器疾患−脳血管疾患
- 7 その他の生活習慣病−高血圧,糖尿病,痛風など
- 8 骨粗鬆症
- 9 目の疾患,耳の疾患
- 10 歯科疾患,口腔疾患
- 11 寝たきりと痴呆
- 12 こころの健康(メンタルヘルス)
- 13 食生活と運動
- 14 高齢者保健・医療対策と福祉
- 15 総括
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式で行う。
定期試験及びレポート等により,総合的に評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 「健やかに老いるために」(南山堂)及びプリント
精神保健学T
(大澤多美子)[2年次前期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 精神保健についての基本的知識を学ぶ。その中で主に精神障害及び発達障害についての理解を深める。
- 【授業計画】
- 1 受講ガイダンス
- 2 精神保健とは
- 3 ライフサイクルと精神保健
- 4 精神保健活動の実際
- 5 精神障害総論
- 6 精神分裂病
- 7 気分障害
- 8 神経症圏の病変
- 9 発達障害総論
- 10 精神遅滞
- 11 自閉症その(1)
- 12 自閉症その(2)
- 13 注意欠陥多動障害
- 14 てんかん他
- 15 総括及び評価
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式で行う。
レポート及び定期試験の成績と出席状況により総合的に評価する。
- 【教科書,参考文献等】
-
精神保健学U
(岡田隆介)[2年次後期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 現代人の精神保健について,特に児童青年を取り上げて,その課題を論じ,アプローチの仕方を学習する。
- 【授業計画】
- 1 発達障害とその療育訓練
- 2 児童〜青年の精神保健
- 3 精神医学概論
- 4 精神医学各論
- 5 児童虐待,不登校,非行等−今日的問題の理解と援助技術
- 6 システム論に基づくファミリーサポートのすすめ方 他
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式を中心に授業を行う。
レポートにより評価する。
- 【教科書,参考文献等】
- 「子どもの心の発達とつまづきパートU」(東京法令出版)
「幼児教育・保育講座7 精神衛生」(福村出版)
公衆衛生学
(梯 正之)[4年次前期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 個人レベルではなく,集団を対象とする保健学・健康科学としての公衆衛生学の基礎について学習する。内容としては,公衆衛生学とは何か,人口統計・保健統計,環境保健,疫学,疾病予防と健康管理,生活場所やライフステージごとに見るさまざまな公衆衛生活動の概観,医療制度・医療経済,国際保健などがある。
- 【授業計画】
- 1 公衆衛生学とは何か
- 2 さまざまな健康指標
- 3 人間と環境
- 4 さまざまな環境因子
- 5 環境の管理
- 6 疫学とは何か
- 7 疫学の方法
- 8 感染症の疫学と予防
- 9 成人病(生活習慣病)の疫学と予防
- 10 疾病予防と健康管理
- 11 さまざまな生活場所と公衆衛生活動
- 12 さまざまなライフステージと公衆衛生活動
- 13 日本の保健医療制度と医療経済
- 14 国際保健
- 15 総括および評価
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 授業は講義形式で実施する。
評価は,定期試験・レポートと出席状況により総合的に評価する
- 【教科書,参考文献等】
- 「シンプル衛生公衆衛生学」(鈴木庄亮・久道 茂編,南江堂)
児童福祉論
(加茂 陽)[2年次前・後期,4単位,選択]
- 【授業の目標】
- 児童福祉実践について理解を深める。
- 【授業計画】
- 1〜3 児童福祉のコンテキスト(家族構造,家族の機能,ストレス)
- 4〜5 児童福祉における家族への援助(アウトライン)
- 6〜7 児童福祉における家族への援助(家族中心の実践)
- 8〜9 児童福祉における家族への援助(評定方法@)
- 10〜11 児童福祉における家族への援助(評定方法A)
- 12〜13 児童福祉における家族への援助(エコロジカルな介入)
- 14〜15 児童福祉における家族への援助(世代システムへの介入)
- 16〜17 児童福祉における家族への援助(具体的事例)
- 18〜19 児童福祉における家族への援助(家族内システムへの介入)
- 20〜21 児童福祉における家族への援助(具体的事例)
- 22〜23 家族内での児童虐待
- 24〜25 施設での児童虐待
- 26〜27 虐待と結びつく因子
- 28〜29 介入法
- 30 試験
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 筆記試験
- 【教科書,参考文献等】
-
老人福祉論
(金子 努)[3年次前・後期,4単位,選択]
- 【授業の目標】
- 介護保険制度の創設を題材に,我が国の高齢者福祉の変遷と今後の課題について考察する。とりわけ,今後の公的介護保証のあり方については,これまでの保健・医療,福祉の到達点を実践レベルから検討し直し,模索する。
- 【授業計画】
- 1 オリエンテーション
- 2〜3 高齢者福祉の現況(保健・医療含めて)
- 4〜6 高齢者福祉の歴史
- 7〜10 介護保険制度の概要と実際
- 11〜13 施設ケア
- 14〜16 在宅ケア
- 17〜18 高齢者の生活
- 19〜21 ケアの理念の変遷
- 22〜25 高齢者の自立生活支援の実際
- 26〜29 介護保険制度実施にともなう現場への影響
- 30 まとめ
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 講義形式を基本としながらも,学生の主体的参加を促すため,事例検討等も交える。最近の状況や動向を新聞記事やビデオから情報収集し,考察を深める。評価については,前,後期末に実施する筆記試験,及びレポート等によって総合的に行う。
- 【教科書,参考文献等】
- プリントを配布し,参考文献は随時紹介していく。
ジェンダー論
(若尾典子)[4年次後期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- いままで女・男の関係や生き方は,学問的な課題というより,常識の世界に属するものとされてきた。女・男をどのように生きるかは個人の自由であり,基本的にはそれぞれが人間として判断することだと考えられてきた。ところが1970年代以降,近代化の進展にともない形成されてきた労働と暮らし・家族のありかたが,動揺し変化するようになっている。この事実と結びついて,ジェンダー概念が登場してくる。ジェンダーは,自明だと思われてきた女/男の役割・生き方を問い,特定の時代に固有な性役割「像」であることを明らかにする概念だからである。従来の学問もまた,特定の人間像,すなわち「女性・男性」像を前提としていたのではないか,が問われるようになっている。時代の転換期に登場した「ジェンダー」概念を,具体的な事例を中心に検討するなかで,いまを生きる女/男のありかたを考えたい。
- 【授業計画】
- 1 はじめに
- 2 「ジェンダー・チェック」をやってみよう(1)
- 3 「ジェンダー・チェック」をやってみよう(2)
- 4 「ジェンダー・チェック」をやってみよう(3)
- 5 新聞記事にみるジェンダー(1)
- 6 新聞記事にみるジェンダー(2)
- 7 新聞記事にみるジェンダー(3)
- 8 ドラマにみるジェンダー(1)
- 9 ドラマにみるジェンダー(2)
- 10 ドラマにみるジェンダー(3)
- 11 小説にみるジェンダー(1)
- 12 小説にみるジェンダー(2)
- 13 小説にみるジェンダー(3)
- 14 ジェンダーに敏感な視点とは?
- 15 おわりに
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 討論/レポート
- 【教科書,参考文献等】
- 若尾典子「闇の中の女性の身体」
人間福祉外書講読T
(山崎英則,勝見吉彰)[3年次前期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 人間発達に関する外国の専門的な文献を講読し,外書を正しく講読できるようにするとともに,専門的判断・思考能力を養う。あわせて,自らが積極的に外書講読をする意欲をつちかう。
- 【授業計画】
- 1 オリエンテーション
- 2 教育学外書講読(1)
- 3 教育学外書講読(2)
- 4 教育学外書講読(3)
- 5 教育学外書講読(4)
- 6 教育学外書講読(5)
- 7 教育学外書講読(6)
- 8 教育学外書講読(7)
- 9 臨床心理学外書講読(1)
- 10 臨床心理学外書講読(2)
- 11 臨床心理学外書講読(3)
- 12 臨床心理学外書講読(4)
- 13 臨床心理学外書講読(5)
- 14 臨床心理学外書講読(6)
- 15 臨床心理学外書講読(7)
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 授業は演習形式で行い,内容を検討しながら講読・発表をしていく。
評価は,講読メモ(レポート)の提出,出席状況,受講態度及び理解度を勘案して総合的に行う。
- 【教科書,参考文献等】
- 授業において担当者が指示したものを使用する。
人間福祉外書講読U
(中谷 隆・庄井良信)[3年次後期,2単位,選択]
- 【授業の目標】
- 人間発達に関する外国の専門的な文献を講読し,外書を正しく読解できるようにするとともに,専門的判断・思考能力を養う。あわせて,自らが積極的に外書講読をする意欲をつちかう。
- 【授業計画】
- 1 オリエンテーション
- 2 学習心理学外書講読(1)
- 3 学習心理学外書講読(2)
- 4 学習心理学外書講読(3)
- 5 学習心理学外書講読(4)
- 6 学習心理学外書講読(5)
- 7 学習心理学外書講読(6)
- 8 学習心理学外書講読(7)
- 9 臨床教育論外書講読(1)
- 10 臨床教育論外書講読(2)
- 11 臨床教育論外書講読(3)
- 12 臨床教育論外書講読(4)
- 13 臨床教育論外書講読(5)
- 14 臨床教育論外書講読(6)
- 15 臨床教育論外書講読(7)
- 【授業の方法,形態及び評価方法】
- 授業は演習形式で行い,内容を検討しながら講読・発表をしていく。
評価は,講読メモ(レポート)の提出,出席状況,受講態度及び理解度を勘案して総合的に行う。
- 【教科書,参考文献等】
- 授業において担当者が指示したものを使用する。
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